長期優良住宅って何?
そういえば、その時見に行った物件の近くに住んでいる長男の友達のお家も「長期優良住宅」。
「優良」ってついてるもんだから、これだけ聞いたらすんごくいい住宅のような気がしますが、実際のところ「長期優良住宅」ってなんなの?
これを機会に勉強することにしました。
以下、我が家で分かればいい程度の簡単なまとめです。
「長期優良住宅」とは
今から2年前に「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」(2009年(平成21年)6月4日施行)というものが施行されました。
これまでのお家って、30年住めば老朽化し、住宅としての価値はかなり低くなると言われていました(今もか^^;)
そういうお家って、いずれは建て替えたり、リフォームしたりする必要性が出てきます。
でもそれは、お家の持ち主にも環境にも負担がかかります。
また、築年数がたってしまえば二束三文程度にしか売れないお家じゃなく、しっかりした家が増えることによって、中古市場の活性化を狙うという目的もあるそうです。
要するに、「長持ちする家」をみんなにたくさん建ててもらうことによって、既存の住宅ストックを活用してもらったり、環境や費用などの負担を減らしていくことを目的とした法律です。
具体的には、長寿命の住宅を一定の条件下で認定することによって、そういった家を建てた人にさまざまな優遇が受けられるとのことです。
◆長期優良住宅の条件◆
*耐震性・・・地震に強く、倒壊しにくい家
*耐久性能(劣化対策)・・・構造や骨組みのしっかりした長く住める家。
*維持管理・更新の容易性・・・メンテナンスの容易な家
*住戸面積・・・必要な広さが確保された、暮らしやすい家
*省エネルギー性・・・地球にやさしく、家計にもやさしい家必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
*居住環境・・・地域のまちなみと調和した家
*維持保全(維持保全管理、住宅履歴情報の整備)・・・「住まいの履歴書」付きの、長く快適に住み続けられる家
(詳しい基準については→長期優良住宅の認定条件(戸建て住宅の場合)がわかりやすいです)
◆長期優良住宅のメリット◆
*補助金が受けられる・・・中小住宅生産者により供給される木造住宅で、一定の要件を満たす長期優良住宅に対して。
*住宅エコポイント(ただし上記の補助金との併用不可)
*住宅ローン減税
*その他税制優遇措置
(詳細は→長期優良住宅のメリットがわかりやすいです。また、現在は使えない制度もあり)
今回見に行った物件の売主さんは「使える制度はできるだけ使ってください」という姿勢で長期優良住宅の建設を進めておられました。
いろいろな税制措置があるのは確かに魅力。
しかも、建つ家は品質の保証もされるわけだし。
一方、最初に観に行った線路横物件の売主さんはこんなことも言ってました。
「長期優良住宅は、認定基準をクリアさせるためにかかるコストが結構高く、結局補助金や税制措置などを受けてもトントンぐらいでメリットが感じられないので、うちでは採用していません」
同様の理由で、長期優良住宅を採用していない売主・メーカーさんもあるそうです。
また、ネットで検索して調べてみたところ、「メンテナンスの義務があるので、その都度費用が発生し、コストがかかる」という書き込みも見られました。
・・・と、こんな感じで夫と二人、いろいろ調べてみたけれど、わかったようなわからないような感じです。
ただ、検討する際の参考にはなりそう。
やっぱりお家って奥が深い。
ほとんど思いつきで家を買うことを決めた私らは勉強しないといけないことが多いです。。。