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8月といえば・・・

 2010-08-01
himawari01.jpg
本家のコンテンツ「子どもと楽しむ暮らしの歳時記」の8月のコンテンツから少しずつ記事を増やそうと思い、またもや暦や年中行事などを勉強中です。
>>8月の歳時記

その中で、その月に合う(というか観たい・読みたい・鑑賞したい)DVDや本を紹介するページを作ろうと思っているのですが・・・8月のイメージといえば・・・

私の中ではやっぱりこれなんですね。

「戦争」
「お盆」
「怪談」
「高校野球」


たぶん長男ぷちぐりが小学校に入学したら「夏休みの宿題」なんてのも入ってくるかも(爆)ですが、やはりこの4つ。

「戦争」はこの月に原爆記念日終戦記念日があることから、テレビ番組も戦争関係の特集が増えてくることからどうしてもこれを連想してしまいます。
私は現在子どもが2人。来春には3人になりますが、この手の映画やドラマを見るたび「自分ひとりで子どもらを守りながら戦火を逃げることができるのだろうか」と考えさせられてしまいます。
>>このブログ内の「戦争ドラマ」関連の記事

「お盆」はもちろん時期的なことからですが、子どもの頃楽しんだ地蔵盆(→詳細は「地蔵盆」にて)の思い出もよみがえり、少しうれしくなります。
大人はお盆休みがウレシイですね。といっても私は社会人人生の中でお盆休みを経験したのは2年前の派遣パートの時しかありませんが(^^;)だってずーーーっと病院勤めだったもん(涙)
>>盂蘭盆会~お盆って?

「怪談」はお盆の時期とともに思い出されるテーマ(笑)
この時期になると稲川淳二さんもお忙しいことでしょう(爆)
そういえば肝だめしも楽しい時期です。
そして私はこの時期になると水木しげるさんの妖怪辞典を読みたくなります。今度図書館で探そうっと。



「高校野球」
やっと出場校が出揃ったのかな。今年はどこが勝つんでしょう。
プロ野球大好き、阪神大好きの夫いわく、高校野球はどんな逸材がいるのかを見るのが楽しいのだとか。
私は漫画やドラマでしか野球には興味がないので「ふーーん」ってな感じですが、テレビで夏の高校野球のテーマソングが流れてくると、暑い夏が少しさやわかに感じられる気がします。
高校球児、がんばれよ。

高校野球をテーマにした作品で一番好きなのは「おおきく振りかぶって」というマンガですが
>>最近お気に入りマンガ「おおきく振りかぶって」

今年は同じ高校野球の話でも、かなり異色な小説がベストセラーになっていますよね。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」

経営学と高校野球のコラボか~~~と思い、興味を持ってつわりがきつくなる前に読了しましたが、これがなかなかおもしろかったです。
ストーリーはいまいちな部分もありましたが・・・経営学という、一見非営利なところとは相容れなさそうと思ったけれど、ドラッカーのマネジメント理論の上手な応用のしかたがわかりやすく、どこかで生かせないかなと真剣に考えてしまいました。詳しいレビューはまた後日。



まだまだ暑さも厳しいですが、もう少ししたら立秋、お盆があけたら処暑。暑さに耐えるのももう少し。
そしていろいろ考えたり、遊んだり、楽しんだりすることもたくさんあるのが8月。
今月も楽しく、充実したひと月を過ごしたいものです。






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「流星の絆」読みました

 2008-10-07



さて、今回はもうすぐドラマ放映される作品です。
主演・二宮和也、原作・東野圭吾、ときたらもうワクワクしてドラマを観るのが待ちきれなくて原作を買っちゃいました。普段なら文庫化を待つほうなので、私にしては珍しいことをしました。


洋食レストランを経営する両親を殺された功一、泰輔、静奈の3兄妹。
十四年後、泰輔が事件当日目撃した男に復讐計画を仕掛けるのですが、静奈が男の息子に恋してしまう・・・という話。


私はコレを通勤途中や病院の待ち時間に(実は妊娠中です)読んでいたのですが、やめられなくなり、家事の合間や子どもを寝かしつけてから就寝時間までのわずかな時間を見つけては読みすすめましたが。。。途中で読むのを中断するのになんと勇気のいることか。そして最後のどんでん返しでは先を知ろう、知ろうとして焦って読むペースと、「え?え?なんでーーー?」と思いつつ気持ちを整理しようとする心の動きがかみあわなくなって、少しワケがわからなくなりました。


でも、エンディングまでには落ち着き、ああよかった♪と思えました。
やっぱり東野作品は期待を裏切りません。


ひとつ気になるのは・・・ラストの行く末が東野さんにしてはちょっと安易に流されちゃった?と思ってしまうようなラストだったこと。これはこれでいいのかもしれないけれど・・・いっぱい問題あるやん!いいのこれで??って思ってしまいました。


ごめんなさい。こんな文章ではなんのことかわかんないですよね^^;
ミステリー小説はあまり詳細を述べると面白みが半減してしまうのでこの程度でお許しください。


詳細は作品そのものを読んでいただくのが一番ですが・・・10月17日(金)10:00スタートのドラマを観ていただくのでもいいかも。ただ・・・本当に原作どおりに進むのかどうかわかりませんが。


二宮くんと戸田恵理香さんは原作のイメージにもぴったりで、なんて素敵なキャスティング♪と思いました。錦戸くんは・・・彼の演じる泰輔のキャラ自体が薄いのでイメージに合うかどうか判断しにくいことと、「ラスト・フレンズ」の宗佑のイメージが今だに抜けないことから・・・うーん。。。よくわかりません。





「流星の絆」公式サイトはここから

「整形美女」

 2007-10-16
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整形美女
icon 新潮文庫
お客様オススメ度 ★★★★★
著者/訳者名 姫野カオルコ/著
出版社名 新潮社 (ISBN:4-10-132123-X)
発行年月 2002年10月


整形手術を受けた2人の女性を軸として「美しさとは?」という命題を筆者独特の哲学を持って描いた作品です。


 主人公の一人、甲斐子がもって生まれた容姿は、本書のはじめに登場する老医師曰く「絶世の美女」。ところが彼女はその容姿に満足せず、あえて小さな目、ふっくらした頬、鼻を低くし、腰も太めにして、貧乳手術をすることまで考えていました。

「なぜ?」

 彼女は実は男性にもてたことがなく、彼女自身、この先ずっと自分はもてることがないと悲観していたのです。そこで彼女が考えたのは「男性にもてる容姿」に自分を変え、男性を惹きつけられるような「匂い立つような清潔感のある不潔感」(男性サイドから言う「清潔感のある色気」だそうな)をかもしだせるように自分を変身させるということ。彼女は3段階の「計画」を練っていました。そして整形後、彼女は彼女の予想通りに、恋愛市場で「勝ち組」となっていくことになります。

 そういえばこのテの容姿って、「あいのり」に出ていたちゃきそのものやん。確かこの人もあいのりの旅ではやたらモテていたような気が・・・。そうすると、モテるためにこういう容姿に整形するという行為はなかなか世の男性たちの好みをよく読んでいたのでしょうね。


 もう一人の主人公、安倍子は甲斐子の高校時代の同級生。彼女はもともとは甲斐子が望んでいたような容姿をもち、とりたてて美人ではないがなぜか男性にはもててしまう女性だった。彼女はほんのささいなきっかけで整形をします。甲斐子の写真を持って。そして整形後の彼女は、甲斐子の整形前の悲哀を味わうことになり・・。


 これだけの話だったら、「女性が思う美人と男性が思う美人って違うのねー」とか「いくら美人でも、内面からでる色気(お色気、じゃなく色気。清潔感のあるといわれる色気)がないとだめねー」なんて程度の感想で終わってしまうし、おもしろくない。このへんはいかにも姫野作品だなあと思うのですが、おもしろいのはこっからなのです。ふふ。


 その後、甲斐子は高学歴高収入の男とできちゃった結婚をし、子供もできます。が、なんだか毎日が満たされない。安倍子は自分が「整形美女」であることを隠し続けることが不潔であると思え、辛くなり、カミングアウトをします。そして自分の好きな道を進んでいこうとするところで話は終わり。


 ふたりとも、変身の仕方や美についての考え方が違うけれど、幸せを夢見て整形をしたことには違いないのになぜ、このような結末になってしまったのか。


 詳細は実際にこの本を読んでみてうなってみてほしいけれど、私は「主体性」、「自分の価値観」の問題ではないかと思いました。男性にもてるために自分の内面を変え、主体性まで消してしまい、価値観のよりどころは他人の目と化してしまった甲斐子は、自分が無意識に見過ごしている自分自身の価値観にフィットしていないことに気づけないがゆえに毎日が満たされなくなっているのでしょう。
 一方安倍子は主体性も自分の価値観も持ち合わせています。実は彼女は作品の中で年を重ねるごとに「自分の内面」を自分らしく作っていってます。私はこの作品では「美しさとは?」よりも「自分らしさ」の大切さを改めて感じました。



「蛍川・泥の河」

 2007-10-01
蛍川・泥の河 (新潮文庫)

宮本 輝 新潮社 1994-12
売り上げランキング : 15349

おすすめ平均 starAve
star1泥の河 昭和30年頃の庶民の心情を描いた秀作
star2芸術的な作品
star3切ないなあ
star42つの川
star5昔日の田園風景

by ヨメレバ




この文庫は「蛍川」「泥の河」の2編が収録されています。

これらふたつとも、ゆっくりとした空気と時間の流れを感じる作品でした。私は映画版をふたつとも観たことはないのですが、映像が目の前に浮かんできそうな気がしました。





「蛍川・泥の河」 の続きを読む

遠藤周作「女の一生」キク編・サチ子編

 2007-07-30






第一部は幕末から明治にかけて長崎の商家に奉公に来ている娘キクを主人公にした作品です。


キクは、キリシタンである男清吉に思いを寄せる。やがてキリシタン弾圧の手は清吉の元にも及び、彼は津和野に流され、惨いせっかんを受ける。

清吉が信じている神さまは、清吉が苦しんでいるのになんでなにもしてやらんのん...そう思ったキクは教会の聖母マリア像にやるせない思いをぶつけるようになる。やがてキクは清吉を助けるために伊藤という男にいいくるめられ、身体を任せ、その後肺病を病み、マリア像のそばで息を引き取ってしまう、という話。


 第一部は私が小学校の頃に小泉今日子主演でドラマになっていたので物語の最初のほうだけなんとなく記憶がありました。そのドラマを見た時、子供心にキクさん可哀想やなぁと思っていました。
 時が流れてあらためて原作を読んで、ラストで伊藤が清吉に自分もまたキクに惚れとったと告白したところで胸がつまりました。こんな形でしか愛情を伝えられんかったのか、と思うと。。。。また、秀吉がキリシタン弾圧をしたころはかなり惨かったと歴史の時間にも習ったが、明治の世でもやはりひどい弾圧がなされていたのだということに驚きました。



 第二部は第二次大戦下での長崎を舞台とし、サチ子を主人公とした作品です。

 おさななじみのサチ子と修平は互いに好意を抱きあっていた。修平は聖書の「汝、人を殺すなかれ」という教えと戦争で人を殺さなくてはならないことの矛盾に悩み、やがて特攻隊として出撃する。一方、サチ子の住む長崎は原爆にみまわれる。


 この作品では、修平が矛盾に苦しんだことと、サチ子の修平を思う気持ちがすごくわかるなぁと思いました。この作品で修平が感じた矛盾は、作者自身が実際戦争中に感じたことだったそうです。
 ラストではサチ子は別の人と結婚し、家庭をもっています。しかし真剣に恋をした修平の事は一生忘れていないし、忘れはしないでしょう。最後の一文の「人生はこの形でいいのだと耐えていた」にはいろいろな思いが含まれているように思います。ただひとつ違和感なのは、サチ子は耐えているのではないと思うというところ。それはそれで、きっと幸せなんだと思うけどなぁ。


 また、第二部ではドイツのアウシュビッツでのユダヤ人に対する惨い仕打ちがまざまざと描かれていました。戦争の為せる業と思いつつも...やっぱりむごい。こういうことは二度と起こってほしくないですね。




私の泣ける小説は「終業式」

 2007-05-29
私の泣ける小説は、これです。

終業式 (角川文庫)
終業式 (角川文庫)
角川書店 2004-02
売り上げランキング : 193734

おすすめ平均 star
star誰にでもある「あの頃」を思い出します
starこういうのいいです
starこの物語を好きな人とは、無条件で親しくなれる

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全編を手紙で構成している恋愛小説。

高校の仲良し4人組の20年が手紙・FAX・案内状・授業中の回し文・出さなかった手紙などによって描かれている作品です。読者は、その手紙が書かれた時に彼女らの周りで何があったのか、また何を考えていたのかを手紙の文章から読みとりながら読みすすめていくことになります。  

こういう手法で進められると、読み手は手紙の書き手と同じような気持ちになってしまって、つい彼女たちと同じ時代を生きているような気になってしまいます。そして彼女たちが成長し、昔を振り返りながらもう戻れないことを認識し、次のステップへと進んでいくときのリアルな気持ちを書いた手紙を読むと、自分自身の「もう昔には戻れない」気持ちが自分の中で再燃し、思わず涙してしまいました。

姫野さんが青春時代を描くと、なんてこんなにリアルなんだろうと思わされます。「青春時代」なんて言葉を聞くと純粋な感じがしますが、この人は青春時代のやましさやいやらしさまでも描いてくれます。私たちが青春時代を思い出すときに恥ずかしいことばかり思い出してしまうだけに、すごくリアルさを感じてしまいます。。。。

って、そんなに恥ずかしい思い出ばかりなのか、私^^;





東野圭吾の小説が気に入ってます

 2006-12-10
最近東野圭吾氏の作品がお気に入りになり、ちょくちょく読んでいます。



小林薫と広末涼子で映画化された作品。

妻・直子と小学5年の娘・藻奈美を乗せたバスが転落。妻は死亡、奇跡的に助かり意識を回復した娘は、体は藻奈美、心は直子になっていた。以来奇妙な親子の暮らしが始まる。やがて娘(妻)が成長し、さまざまな問題が起こり・・・・。

私は小説を読むとき、特に初回は誰かに感情移入して読んでしまうことが多い。今回は娘に宿ってしまった妻の気持ちになってしまった。
前半はもう一度青春を過ごせるならどうしただろうかと考えながら読み、後半は一番近くにいつつも決して愛し合うことのできない相手のことを思い、切なくなりつつ、読了。読了直前は思わぬどんでん返しとその内容に涙した。

話の中では、バス事故が起こってしまった原因等についても言及されていたが、それよりも彼らの暮らしについてのほうに関心が行ってしまった。2回目読んでみたら、またちがう感想が持てるかもしれない。



ドラマ版「氷点」

 2006-11-25
今日は私の大好きな三浦綾子さんの「氷点」ドラマ版が放映されたので、かぶりつきで観てしまいました。

これまで何度もドラマ化されてはいましたが、今回のはかなり原作に忠実っぽいでかなり期待していましたが、期待以上の出来で非常にうれしい。
最初、陽子役が石原さとみと聞いてちょっとでしたが(「義経」の静御前があまりに幼かったので、私の中での彼女の印象は非常に悪かった)観ていたら意外に(ごめんなさい)合っているし、飯島直子もいい感じ。ただ・・・陽子の首を絞めるシーンの形相はちょっとやめてほしかった^^;
飯島直子や仲村トオルもこんな大きな子供のいる親の役をするようになったのかと思うと正直ちょっとショック。

そしてやっぱりかわいいのは子役の森迫永依ちゃん。ちびまる子の時と全然違って(笑)けなげやった。もっともイメージに近いかな。あ、村井先生役の北村一輝がいたか^^

今日は陽子が殺人犯の娘と知ったところで終わりでした。
明日は後編。明日も絶対観るぞーーー。

しかし・・・あの地震のシーンは原作になかったけど・・・何なんだろう???

ツ、イ、ラ、ク

 2006-11-22

2回読んでしまいました。

小中学校時代を思い出させるノスタルジックな雰囲気の中で、恋愛と嘘について考える・・・ 私にとってはそんな本でした。

端的に言えばこの作品は、先生と生徒の恋愛ものです。
世代も立場も違う恋は障害が多く、つらいことも多いもの。
しかしこの作品は、数々の障害を乗り越えてどうの・・・という韓流ドラマのような展開ではありません。
「人に言えない恋」がいかに自分も相手もつらくさせてしまうかということや、お互いを守るためには嘘を重ねないといけなくなるということ、自分を心配してくれる親友にも隠し事をしたり、時には敵に回さなくてはいけなくなるということがリアルに描かれています。

みんなに冷やかされ、見守ってもらえる恋愛・・・結婚に結び付けられる恋愛がなんて楽で幸せなんだろう・・・と思ってしまいました。

それに加えて、閉鎖的な小さな町がいかに窮屈であるかも描かれています。うーんやっぱり田舎はイヤやな。





白夜行

 2006-11-18


「文庫本なのに1050円なんて、高い!!」と思いつつも、どうしても読んでみたくて購入。
(ベネッセウィメンズパークさん、いつも図書券ありがとう!)

滅多にミステリーものなど読まない私が「どうしても読んでみたい」と思った理由は、ご存じドラマの「白夜行」がきっかけです。

ドラマでは山田孝之・綾瀬はるかが演じたひと組の男女、桐原亮司と唐沢雪穂をメインとした切ないサスペンスに仕上がっていたため、それを期待したら原作は全く違った冷たい話。というか、原作だけを読んだらこの二人はとんだ極悪人にしか見えないような話でした。

原作では彼ら二人が何を思い、何のために罪を重ねたのかには全くふれられておらず、彼らの周囲の人たちから見たふたりがいろんな人たちの視点で描かれているのみでした。

考えようによったらこのような作品を
「極悪人(爆)二人にも何らかの事情があった」として、ふたりの切ないラブストーリーとして脚色、作り上げたドラマのスタッフに拍手を送りたくなりました。

...あれ?作品そのものの話にならなかったな。

原作付きのドラマはおもしろくない、という定説がありますが(逆に原作よりドラマや映画が良かったというものもたまにありますが)、これは例外。

原作とドラマ、両方おさえておきたい作品だと思います。

ドラマが満足だった人は必読の一冊です。




氷点・続氷点

 2006-11-18

 先日久しぶりに読み返しました。前回読んだのがうら若き20歳のころ。名作はいくつになって読んでも感動を覚えるものだと改めて実感しました。

 辻口病院院長夫人、夏枝が青年医師・村井の愛の告白に耳をかたむけている最中、3歳になったばかりの娘・ルリ子は誘拐・殺害された。ルリ子が殺されたのは夏枝のせいだと思い、夏枝に対する憎しみの気持ちを持ったことと、「汝の敵を愛せよ」という教えへの挑戦とで、辻口は殺人犯の娘・陽子を養女にする。そしてある日、夏枝は陽子がルリ子を殺した犯人の娘ということを知り、遠回しかつ陰湿に継子いじめをし始める・・・。「氷点」の最後の方で夏枝はついに陽子に殺人犯の娘だと言うことを暴露し、それを知った陽子は自殺を図る。

 その後の話が「続氷点」となっています。

 以前これを読んでいた時は、「夏枝ってサイテーな母親。陽子がかわいそう」と思っていたけれど、結婚して子どもができて、育児を体験した今は、夏枝の気持ちが非常によくわかると思えました。自分の娘を殺した犯人の娘と知ってからも、毎日食事を作り、服を着せ(必要な服を買ってやらなかったシーンもあったが)、吹雪の中を牛乳配達に行ったのを心配したりとしていたわけだから、むしろこの人は基本的に優しい人なのではないか、とまで思えました。
 通常、こういう状況なら、殺された娘が座っていた席に殺人犯の娘が座っているだけではらわたが煮えくりかえる思いをするはず。そういうところに思いをはせると、夏枝の感情や行為を責められないように思います。

 ただ、この作品の登場人物は考え方がしっかりしすぎていて、身近に感じられないところもあります。そんな点からも、もっとも等身大に近いのは実は夏枝なのかもしれない、って思ってます。

 置かれた状況や立場が変わると、感じ方も変わるものなのですね。陽子の視点だけでなく、夏枝の視点からも考えられることができた分、今回、再読してよかったと思います。



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プロフィール

♪にゃんこ☆

Author:♪にゃんこ☆
2004年3月に結婚(夫HN:グリーンウェル)、2005年1月に妊娠がわかり、同年9月に長男(HN:ぷちぐり)を出産しました。
さらに2008年5月に二人目を妊娠し、2009年1月に次男(HN:みにぐり)を出産しました。
そして2010年5月、三人目を妊娠。2011年1月に長女まめにゃんが誕生しました。
ただいま3人育児に奮闘中です。

お問い合わせ窓口とにゃんこ一家のプロフィール


詳細は【にゃんこ一家のプロフィール】にて。

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